丁武 DING WU
北京語：ディンウー
| 北京人。1962年12月30日生まれ。身長186cm。少年の時に絵画を学び、のち北京工芸美術学校を卒業し、やがて北京市132中学の美術教員となった。そこで教鞭をとるうちに、The
Beatles、The Rolling Stones等の欧米ロック音楽にも触れる。その間に王迪らと蝮蟲楽隊を結成した。1年後の1983年には教員を辞めて、ロッカーとしての人生を歩み始めることとなる。 1985年には、秦［王奇］・李力らの不倒翁楽隊に参加したが、同年解散してしまう。 1986年には郭傳林の要請により、沙棘藝術團に加入した。この時、初めて「勿需多言」という曲を創作する。1987年には黒豹楽隊と名称を変更、そのままボーカル兼ギターリストとして活動を続けていたが、Yes、Rush、King Crimson等の影響を受け始めた。この頃、張炬と知り合いになる。1988年、黒豹楽隊を脱退した。 |
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2004年9月24日、上海の羅馬假日で行われた唐朝楽隊のコンサートより |
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同年、丁武と張炬は、留学中のアメリカ華僑のKAISER KUO（郭怡廣）・アメリカ人SARPO（薩保）と出会った。そこで彼らと意気投合し、唐朝楽隊を結成し、ボーカル兼ギターを務める。 1989年6月、アメリカ人の2人が帰国し唐朝楽隊は解散、丁武自身も親友の楊軍と共に新疆へ旅立つ。 北京に戻ってきた後の1989年末には、新メンバーを加え再結成した。その後、バンド活動は順調であったが、有名になると同時に彼自身はドラッグに溺れていった。 1995年5月11日には、唐朝楽隊を結成当初から支えてきた張炬を失い、その落ち込みようは大変なものであった。彼自身も体が蝕まれ音楽活動が困難な時期が生じた。オムニバス『再見 張炬』には、ソロで初めて曲を発表したが、活動自体は停滞していた。 |
| 1996年8月、正式にKAISERがメンバーに加わり、また麻薬との縁も切れ、悲しみも乗り越えて復活した。 2002年初、老五が唐朝楽隊に復帰したため、ボーカルに専念することとなった。 2004年7月16日、上海の上海国際体操中心で行われた“康師傅冰紅茶第三届冰力楽隊選抜賽総決賽”で審査員を務めた。 2005年5月、オムニバス『礼物』に発表した「礼物」を合唱した。同年、紅斑馬楽隊と共に曲「旅程」をレコーディングした。 現在も、唐朝楽隊のリーダーとして精力的に活動している。 |
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1998年5月22日、KEEP IN TOUCHで行われた唐朝楽隊のライブより |
●ソロ発表曲
| 曲名 | アルバム名 | 発行年 | 備考 |
| 活在[ｲ尓]的夢裏 | 再見 張炬 | 1997 |
●参加アルバム（→唐朝楽隊）
| 歌手（楽隊）名 | 曲名 | アルバム名 | 発行年 | 参加形態 | 備考 |
| 百名歌星 | 譲世界充満愛 | 譲世界充満愛 | 1986 | ボーカル（百名で） | |
| 孫國慶 | 山歌 | 全国百名歌星hui萃精選1 | 1986? | 楽器編成 | クレジットは丁伍 |
| 合唱 | 希望 太陽 世界 | 中国大揺滾 - 献給国際減災十年 | 1993/1/8 | ボーカル（複数で） | |
| 北京揺滾群星 | 夜空 | 告別的揺滾 | 1995 | ギター（劉義君と） | |
| 王迪 | 不覚流水年長 | 20世紀中国揺滾大系② | 1999 | ギター（撈仔と） | クレジットにはないが、王迪がライブ中にメンバー紹介をしている▽『揺滾衝撃波4』も |
| 痩人楽隊 | 最初 | 痩人Ⅰ | 1999/8 | ボーカル・ギター（戴秦と） | |
| 夜叉楽隊 | 発発発 | 2003/6 | 書法字体 | ||
| 丁武、許巍、周曉鴎、張楚、汪峰、高旗、李延亮、巒樹、馬上又、陳勁 | 礼物 | 礼物 | 2005/5 | ボーカル（複数で） | |
| 黒鑽石楽隊 | 我們 | 黒鑚石 | 2006/11 | ボーカル（華子と） |
●出演
| 出演媒体 | 曲名 | 映像名 | 発行年 | 参加形態 | 備考 |
| テレビ番組 | 中国新音楽的N個瞬間 | 2005/9 | 語り | ▼DVDあり |
●関連サイト（→唐朝楽隊）
