冷酷仙境楽隊 COLD FAIRYLAND
北京語:ロンクゥシェンジン
上海のバンド。2000年末、林笛(女性)(Vo&Key)と蘇勇(B)によって結成された。バンド名は村上春樹の小説『世界の終りとハードボイルドワンダーランド("The
End of the World" and "Hard-boiled
Wonderland")』の中国語訳香港版の書籍より取った。音楽スタイルは、フォークにサイケデリックやゴシックが融合されたもの。 2001年元旦、DEMOをレコーディングする。同年初、李佳(Dr)がバンド活動に参加し、4月になり、正式に加入した。6月1日、NOWHERE TOWNで行われた“地火空間”ライブに出演した。これが冷酷仙境楽隊にとって初ライブであった。この時、観[小音](G)と沙都(Key)がサポートを務めた。7月31日、元旦にレコーディングしたDEMOが、北京のインディーズレーベル・梁氏唱片からインディーズ1stアルバム『冷酷仙境』として発売された。9月、新天地ARKでライブを行った。ギターリストは李東がサポートを務めた。以後、毎月新天地ARKでライブを行うようになる。同年後半には、メンバーが変更となり、Mark(米国人)(G)と杜大力(米国人)(G)、周晴(Key&Cho)がサポートを務めた。 Markと杜大力は、2002年、CRUSH楽隊というバンドを結成しており、その際には林笛・蘇勇・李佳がサポートを務めた。 |
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2002年、インディーズ1stアルバムを再編集し、『在城市上空飛翔』というタイトルで販売する。5月19日、杭州の呉山広場で行われた中華音楽節に参加した。この時、宋建豐(迪溜)(G)・周晴(Key)がサポートを務めた。6月29日、挂二音楽工場で行われた布拉格楽隊解散コンサートに参加した。この時、宋建豐(迪溜)(G)・石昊(G)・周晴(Key)がサポートを務めた。この頃から、宋建豐(Dilio)(G)が正式に加入した。7月13日、挂二音楽工場二周年記念ライブに参加した。7月20日には、淮海路百盛(PARKSON)前で行われた資生堂UNOのイベントで伴奏を務めるなど、ちょっとした小遣い稼ぎもたまにしているようだ。7月29日、新天地ARKでライブを行った。この時、郎沙(Key)と周聖安(チェロ)がサポートを務めた。8月3日、音楽倉のオープニングライブに出演した。9月9日、新天地ARKでライブを行った。この時、郎沙(Key)と周晴(笛子)がサポートを務めた。10月16日、華東師範大学礼堂でライブを行った。11月23日、音楽倉でライブを行った。12月5日、華東師範大学礼堂でライブを行った。12月23日、応用技術学院南区大礼堂で行われた“応用技術学院揺滾之夜”晩会に出演した。12月31日、禾火餐庁でライブを行った。 2003年1月1日、音楽倉でライブを行った。2月、北京ツアーを行い、6日には什麼酒[ロ巴]で、7日は河酒[ロ巴]で、8日は豪運酒[ロ巴]でライブを行った。この時、周聖安(チェロ)がサポートを務めた。周聖安はやがて正式なメンバーとなった。 |
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2002年8月3日、音楽倉でのライブより |
3月、1stアルバム『魔境十日』が発売となった。曲は全て林笛の作品であるが、演奏は全て冷酷仙境楽隊のメンバーによるため、アルバムクレジットは冷酷仙境楽隊の名前も使用した。4月14日、新天地ARKでライブを行った。5月、台湾のオムニバス『沈黙的約定1』に曲が収録された。7月6日、新天地ARKでライブを行った。7月19日、挂二音楽工場で行われた挂二音楽工場三周年ライブに参加した。8月16日、湖南省長沙市の西部生活酒[ロ巴]でライブを行った。8月18日、長沙で行われた“全国PUB歌手大賽”に参加した。10月5日、中信泰富大堂で行われた“上海城市楽隊国慶展演周”に出演した。12月20日、新天地ARKで行われた“生命的呼喚−事前募損義演(沼澤楽隊の阿来の娘のためのチャリティライブ)”に参加した。12月、CD付き雑誌『口袋音楽02』に曲が収録された。 2004年2月14日、杭州の31号酒[ロ巴]でライブを行った。同年前半、インディーズ2ndアルバム『陌生仙子国』が発売となった。3月に発売となった林笛の2ndアルバム『迷路新娘』のレコーディングに参加した。5月2日、北京の新豪運酒[ロ巴]でライブを行った。5月2・3日、北京の無名高地酒[ロ巴]でライブを行った。6月3日、華東理工大学礼堂で行われた“弦外之音−−献給孩子的音符公益演出”に参加した。 |
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6月25日、杭州の31号酒[ロ巴]でライブを行った。6月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽31』に曲が収録された。7月10日、JazzSeeker酒[ロ巴]でライブを行った。7月16・17日、広州のSOLO[ロ巴]でライブを行った。8月20日、成都の音楽房子星連行広場でライブを行った。8月21日、成都の小酒館でライブを行った。9月5・6日、新天地ARKで行われた“仙楽飄飄−ka西欧之韵系列活動”に参加した。10月3日、北京の北京国際雕塑公園で行われた迷笛音楽節に参加した。10月3日、北京の新豪運酒[ロ巴]でライブを行った。10月4日、北京の新豪運酒[ロ巴]でライブを行った。11月1日、新天地ARKで行われた沼澤楽隊と台湾の五月天楽隊のライブの前座を務めた。11月、フリーペーパー『生活在上(High)』2004年12月号に付いてくるオムニバス『No WaLLs Between Music』に曲が収録された。12月4日、新天地ARKで行われた“give live a chance 2004 Shanghai John Lennon Tribute”に参加したほか、同時に発売されたアルバムに曲が収録された。12月13日、新天地ARKで行われたTHE VERSE楽隊のライブの前座を務めた。12月18日、挂二音楽工場で行われたクリスマスライブに参加した。 | |
2004年12月13日、新天地ARKでのライブ |
2005年1月16日、哈雷酒[ロ巴]で行われた“口袋音楽創刊一周年記念”ライブに参加した。3月19日、杭州の31号酒[ロ巴]で行われた“春”芸術節に参加した。4月28日、上海政法学院でライブを行った。5月3日、北京の朝陽公園で行われた“第二届朝陽流行音楽周”東甬道舞台に出演した。5月3日、北京の無名高地酒[ロ巴]でライブを行った。5月4日、北京の新豪運酒[ロ巴]でライブを行った。6月11日、浦東新区文化芸術指導中心でライブを行った。6月25日、蘇河現代芸術館で“荒城夢魘”ソロコンサートを開いた。7月29日、内モンゴル自治区四子王旗格根塔拉草原で行われた“2005内蒙古・格根塔拉草原狂歓節”に参加した。8月27日、哈雷酒[ロ巴]で行われた杭蓋楽隊のライブの前座を務めた。9月24日、上海戯劇学院蓮花路分校で行われた“MELODIC FUNK & SHANGHAI UNDERGROUND”音楽会に参加した。10月14日、オランダのアムステルダムのPARADISOで行われた“AMSTERDAM CHINA FESTIVAL”に参加した。この時、特別に50枚ほど2005年の新天地ARKでのライブをアルバムにしたものを販売した。10月、オムニバス『口袋音楽精選@』に曲が収録された。11月、CD付き雑誌『口袋音楽08』に曲が収録された。12月11日、上海大学宝山校区J202庁でライブを行った。 | |
2006年1月14日、東大名創庫で行われた“ROCK AROUND CLOCK”ライブに参加した。3月、ライブアルバム『2005 現場』が発売となり、3月10日には育音堂で『2005 現場』発売記念ライブを行った。3月、CD付き雑誌『通俗歌曲VOL.313』に曲が収録された。4月14日、育音堂で行われた“口袋音楽二周年記念”ライブに参加した。4月19日、上海政法学院でライブを行った。4月23日、杭州の旅行者酒[ロ巴]でライブを行った。5月4日、北京の北京海淀公園で行われた迷笛音楽節に参加した。5月5日、北京の無名高地酒[ロ巴]でライブを行った。7月14日、育音堂で“魔自心藍”音楽会を開いた。7月21日、深[土川]の世界之窗で行われた“昨天-今天--南中国揺滾音楽節”に参加した。7月22日、広州のBUNKER[ロ巴]でライブを行った。9月7・8日、北外灘遊船碼頭で行われた“哥徳堡号(スウェーデンの帆船Goteborg)国際航海節”に参加した。9月23日、南京の南京航空航天大学芸術学院江寧校区でライブを行った。9月24日、南京の極地77酒[ロ巴]でライブを行った。10月17日、日本で発売となったオムニバス『上海点火 Vol.1』に曲が収録された。10月24日、日本・東京のUNITで行われた“第3回東京アジア・ミュージックマーケット”に参加した。12月8日、288馬爾廷酒[ロ巴]でライブを行った。 | |
2008年6月13日、大鏡堂でのライブ (撮影:YIREN) |
2007年1月19日、育音堂で“迷路新娘”ライブを行った。1月31日、オランダのアムステルダムの艾爾河畔音楽庁でライブを行った。3月10日、北京現在画廊上海站開幕式に参加した。4月28日、挂2音楽酒[ロ巴]でライブを行った。6月16日、[艸/止]江夢工場でアルバム『地上的種子』発表会を開いた。7月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽65』に曲が収録された。7月、CD付雑誌『口袋音楽14』に曲が収録された。7月14日、杭州のLoft49凡人楽墅でライブを行った。8月11日、蘇州の後街酒[ロ巴]でライブを行った。9月20日、上海音楽庁で“模倣劇場”コンサートを開いた。伝統のある音楽ホールでライブを行った上海のバンドは初めてである。9月22日、南京の南湖商業文化中心で行われた“団購音楽節”に参加した。10月3日、中山公園で行われた“ROCK-ING
FESTIVAL”に参加し、フィンランドのNegativeやノルウェーのMalice
in Wonderlandのライブの前座を務めた。12月15日、寧波の1982酒[ロ巴]でライブを行った。12月21日、現場酒[ロ巴]でライブを行った。 2008年2月6-10日、フィンランドでライブを行った。4月11日、育音堂でライブを行った。5月1日、育音堂でライブを行った。 |
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2007年9月20日、”模倣劇場”コンサートより |
5月24日、現場酒[ロ巴]で行われた[シ文]川大地震被災者チャリティライブに参加した。その後、奚近萼(女性)(Key)が加入した。6月13日、大鏡堂でライブを行った。6月27日、育音堂でライブを行った。7月5日、上海大舞台で行われた“樹生長的声音
- 竇唯・張楚・何勇・姜[日斤]2008上海演唱会”に出演した張楚のコンサートで、林笛・周聖安・李佳はコーラスを務めた。8月23日、[艸/止]江夢工場で行われた“夏日狂歓音楽節”に参加した。9月14日、淮海公園で行われた“上海旅遊節
- 上海原創音楽匯”に参加した。この時、蘇勇は参加せず、Seppo
Lehto(米国人)(B)がサポートを務めた。9月25日、育音堂でライブを行った。10月、蘇勇は正式にバンドを脱退し、Seppo
Lehto(B)がメンバーとなった。これによって、冷酷仙境は3組の夫婦(林笛とSeppo
Lehto、李佳と周聖安、宋建豐と奚近萼)による、珍しいメンバー編成となった。10月2日、北京の北京海淀公園海淀展覧館1号館で行われた“摩登天空音楽節”ROKR舞台に参加した。10月4日、上海の朱家角銀杏広場で行われた“2008上海朱家角水郷世界音楽節”に参加した。10月4日、669音楽生態餐庁で行われた“NOTCH08
2008北欧中国音楽節”に参加した。この10月初の3回のライブは、李佳が学校のコンサートの都合によりライブに参加できなかったため、代わりに沈節(Dr)がサポートを務めた。10月18日、[艸/止]江夢工場でライブを行い、日本の三味線バンド・Soothe(スーズ)と協演した。10月24日、上海の法語培訓中心でライブを行った。10月29日、Melting
Potでライブを行った。10月、北京の樹音楽と契約した。11月8日、新江湾城SMP滑板公園で行われた“2008上海第一届極限音楽狂歓節”に参加した。11月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽81』に曲が収録された。12月3日、Melting
Potでライブを行った。12月8日、深[土川]の根拠地酒[ロ巴]上歩店で行われた“深[土川]第八届根拠地揺滾音楽節”に参加した。12月9日、深[土川]の根拠地酒[ロ巴]浜海店で行われた“深[土川]第八届根拠地揺滾音楽節”に参加した。12月23日、スペインのビルバオで行われた“Jet
Lag Bio
08”フェスティバルに参加した。12月31日、Melting
Potでライブを行った。 2009年1月21日、Melting Potでライブを行った。3月12日、育音堂でライブを行った。5月3日、江蘇省鎮江の優山美地空置区域内で行われた迷笛音楽節に参加した。5月9日、[艸/止]江夢工場で行われた腦濁楽隊のライブのゲストを務めた。5月、『地上的種子』の精装版(豪華版)が発売となった。5月21日、育音堂でライブを行った。5月29日、杭州の西湖新天地大草坪で行われた“2009杭州・西湖現代音楽節”に参加した。8月5日、育音堂でライブを行った。8月8日、北京の星光現場音楽庁でライブを行った。この時、2008年のフィンランドツアーをDVD化した、『2008芬蘭巡演DVD』が発売となった。9月13日、JZ CLUBでライブを行った。10月18日、浦東世紀公園で行われた“2009爵士上海音楽節”揺滾&民謡舞台に参加した。11月28日、上海96広場で行われた“96広場壹周年慶 十小時接力演唱会”に参加した。12月4日、育音堂で行われた“育音堂成立五周年店慶”に参加した。 2010年1月1日、育音堂でライブを行った。1月16日、青島の中国青島音楽庁でka奇社と共にコンサートを開いた。 蘇勇は2001年初、李佳・王武龍(元・旗纓楽隊)・YY(元・殘垣紫藤楽隊)・林笛と一緒にバンドを結成してバーで活動し始めたが、間もなくして活動停止となった。2007年末、A-Z楽隊を結成した。2008年10月2日、北京の北京海淀公園海淀展覧館1号館で行われた“摩登天空音楽節”ROKR舞台に参加した頂樓的馬戯團のサポートを務めた。同年、鐵臂阿童木拿馬桶壓扁taを結成した。 |
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●アルバム(→林笛)
タイトル | 出版 | 発行 | 制作 | 発行年 | 品番 | 地域 |
2005 現場 | 上海録像影視公司 | 水底音楽工作室 | 水底音楽工作室 | 2006/3 | ISRC CN-E03-06-301-00/A・J6(CD版) | 中国 |
地上的種子 | 九洲音像出版公司 | 2007/6/16 | ISRC CN-A65-07-488-00/A・6(CD版) | 中国 | ||
九洲音像出版公司 | 北京樹音楽有声文化伝播有限責任公司版権提供 | 2009/5 | ISRC CN-A65-07-488-00/A・6(CD版) | |||
2008芬蘭巡演DVD | 九洲音像出版公司 | 北京樹音楽公司 | 2009/8/8 | ISRC CN-A65-09-523-00/V.J6(DVD版) | 中国 |
●インディーズアルバム
タイトル | 出版 | 発行 | 制作 | 発行年 | 品番 | 地域 |
冷酷仙境 | 2001/1 | 品番無し(ネット版) | 中国 | |||
梁氏唱片音楽機構 | Asiaeyes水底音楽 | 2001/7/31 | LST-016(CT版) | |||
在城市上空飛翔 | Asiaeyes出品 | 2002 | 品番無し(CD版) | 中国 | ||
陌生仙子国 | 自主制作 | 2004 | 品番無し(CD版) | 中国 | ||
ライブアルバム(タイトル不明) | 自主制作 | 2005/10 | 品番無し(CD版) | 蘭 |
●ソロ発表曲
曲名 | アルバム名 | 発行年 | 備考 |
Sea Rose(Compilation long version) | 沈黙的約定1 | 2003/5 | |
黒色的翅膀 | 口袋音楽02 | 2003/12 | |
口袋音楽精選@ | 2005/10 | ||
小仙子 | 我愛揺滾楽31 | 2004/6 | |
沈睡秋天 | No WaLLs Between Music | 2004/11 | 曲名は「死在報紙上的孩子」だが、プロデュース側が間違えた |
eleanor rigby | give live a chance 2004 Shanghai John Lennon Tribute | 2004/12 | |
(曲名不明) | 2004迷笛音楽節 | 2005/3 | ▼DVD |
[ロ都][ロ都]対[イ尓]説 | 口袋音楽08 | 2005/11 | |
模倣劇場(Live) | 通俗歌曲VOL.313 | 2006/3 | |
死在報紙上的孩子 | 上海点火 Vol.1 | 2006/10/17 | |
繚乱 | 上海点火 Vol.1 | 2006/10/17 | |
我愛揺滾楽81 | 2008/11 | ||
等待告別 | 陽光下的霊魂 | 2007 | ▼MV▽姜軒監督が練習用に撮影したMV▽周聖安がいないことから、2002年頃の映像か |
(曲名不明) | 第7届迷笛音楽節 | 2007/5 | ▼DVD |
地上的種子 | 我愛揺滾楽65 | 2007/7 | |
荒城夢魘 | 口袋音楽14 | 2007/7 | |
沈睡秋天 | 夏日狂歓音楽節 | 2008/12/12 | ▼DVD▽エンディングクレジットのバックミュージック |
●関連サイト(→林笛)
「冷酷仙境」(中国語GB)
米亞[ロ都][ロ都]制作のバンドのサイト。
「cold
fairyland」(英語)
バンドのサイト。
「冷酷仙境演出日誌」(中国語GB)
米亞[ロ都][ロ都]制作のBLOG。
「miyadudu的相冊」(中国語GB)
バンド写真がアップロードされているサイト。
「冷酷仙境」(中国語Big5)
滾石可楽内にあるバンド紹介。オフィシャルサイト。音源をダウンロードすることができる。
「冷酷仙境」(中国語GB)(相互LINK!)
幽声隧道より。バンド専用のBBSがある。