1971年、四川省彭州にて生まれる。1984年、広漢市の漢劇院の武生（京劇などの荒事師）となる。1988年、広州で行われた新光杯ダンスコンテストで優勝した。1989年には広東省の勁牌DISCOのダンスコンテストで優勝した。同年、故郷を離れ、広州・福建・海南・北京・東莞などの都市を放浪しながら、音楽の創作活動を始めた。そして広州へ移り住んだ。

　1993年、「長髪為[ｲ尓]而留」の曲が、“広州新音楽”で3位となる。6月には広州で開かれた音楽公社主催の“追億似水流年音楽会”に参加した。

　1994年、中国で1stアルバム『出門人』が発売となった。また、この頃は龍民楽隊を結成し、ライブ活動を行っていた。同年、曲「此時此刻的想法」が嶺南新歌榜（新曲ランキング）で賞を獲得した。11月5日、深［土川］のNirvana酒［ﾛ巴］で行われた“新群衆音楽共同行動”音楽会に参加し、香港の音楽評論家から、最高のミュージシャンとしての評価を受けた。

　1995年6月には、『出門人』の香港・海外盤CDが発売となった。同年、香港電台商業二台（ラジオ）主催の“回到高山”ロックコンサートに参加した。

2005年7月20日、上海の新天地ARKでのライブ
（撮影：YIREN）

　1997年には、香港で龍民音楽を設立し、いろいろな歌手のために創作活動を行うようになる。5月4日、開平市で行われた第二届“新星雅”五四新青年音楽会に参加した。5月5日、深［土川］の深［土川］大学で行われた“九七揺滾慶典”に参加した。同年、3rdアルバム『一切従愛情開始』が発売となった。

　1998年には、広州“新音楽勢力”活動を企画した。また、香港芸術節に参加し、台湾の監督・蔡明亮による創作実験舞劇『四川好女人』の音楽を担当した。そして、香港大学でコンサートを行った。

　中国ロック界でもっとも優れた音楽を創作する人物であるとも言われ、多くのファンが存在する。中国ロックは北京が中心であり、地方のロックシーンはこの北京ロックシーンに太刀打ちできない。

1997年5月4日、開平市で行われた第二回“新星雅”五四新青年音楽会より

　1999年には［石/水］楽隊を結成し、ライブを頻繁に行うようになる。4月7日、深［土川］の公爵酒［ﾛ巴］で行われた“Kurt Cobain逝去5周年中国南方音楽会”に参加した。7月28・29日は香港の高山劇場で行われた“中国揺滾新生代”音楽会に参加し、好評を博した。12月24日、安徽省合肥市の合肥市体育館で行われた“中北千禧揺滾之夜”に参加した。

2001年5月31日、北京のCD CAFEでのライブより
（写真：飯田一憲君）

　2001年1月になり、王磊の過去のアルバム全てが復刻されたBOX SET『王磊1234』が発売となった。また、同年北京普［ｼ来]文化芸術有限公司（PULAY MUSIC）と契約した。同年後半、新しいライブハウス・die瓦酒［ﾛ巴］（Voltage Bar）を開店した。10月11日には、die瓦酒［ﾛ巴］で不挿電酒[ﾛ巴]二周年記念ライブを行った。12月7・8日、武漢の新人類酒［ﾛ巴］でライブを行った。12月16・17・18日には、深［土川］で行われた第一回深［土川］揺滾音楽節に参加した。

　2002年2月14・15日、天津の天津市体育中心で行われた“何夫人潤徳[ﾛ卑]酒狂歓夜”コンサートに出演した。2月18日、台山市体育館で行われた台山電台春節揺滾音楽会に参加した。4月20日、広州軍区体育館で行われた“百事清檸TWIST音楽跳起来”に参加した。同月から2ヶ月ほどフランスへ行き、小さなライブハウスでライブを行うなど、音楽に関する修行を行った。8月3日、深［土川］で行われた深［土川］揺滾節に出演した。8月17日、雲南省麗江の玉龍雪山甘海子で行われた“麗江雪山音楽節”に出演した。同月、5thアルバム『十個兄弟』が発売となった。

2005年7月20日、上海の新天地ARKでのライブ
（撮影：YIREN）

　2003年7月、ライブハウス・Livehome3（第三現場）をオープンさせた。同月、6thアルバム『美麗城』が発売となった。7月27日、深［土川］の根拠地酒［ﾛ巴］で行われた“第三届深［土川］揺滾音楽周”に出演した。8月8日、Livehome3で『美麗城』発売記念アコースティックライブを行った。9月13日、広州二沙島星海音楽庁広場で行われた“法国国際音楽節”に王磊及［石/水］楽隊として参加した。9月からフランスへレコーディングのために移動した。12月31日、広州市の時代［王攵］瑰園で行われた“時代的晩上---広州・中国新年揺滾音楽節”に［石/水］楽隊を率いて出演した。

　2004年4月10日、深［土川］の上海林深［土川］雕塑院一楼当代芸術展庁でライブを行った。4月17日、北京の九宵倶楽部でテクノライブを行った。5月からテクノ巡演を開始し、5月9日には、珠海の現場酒［ﾛ巴］で、5月15日には、北京のNOW設計倶楽部で、5月20日には、上海の上海多倫現代美術館で、5月21日と22日には、青島のLA VAIN餐庁で、5月28日には、杭州の31号酒［ﾛ巴］でライブを行った。

2004年5月20日、上海多倫現代美術館でのライブ
（撮影：YIREN）

　2005年3月11日、深[土川]のOCT当代芸術中心で行われた“MUTEK-CN 北方的律動”ライブに参加した。3月12日、成都万科金色家園で行われた“ART成都−−小酒館八年路”慶典活動に、［石/水］楽隊を率いて参加した。3月25日、上海の蘇州現代芸術美術館でのライブに、［石/水］楽隊を率いて参加した。3月26日、上海の大［才母］指広場で行われた“中国都市民謡節”に参加した。5月6日、北京の仁倶楽部で行われた“第二届大山子国際芸術節”に参加した。この時、ゲストは崔健だった。6月11日から19日にかけて、北京のライブハウスツアーを行った。6月18日には、北京朝陽公園で行われた“2005法国現代音楽節（フランスモダンミュージックフェスティバル）”に参加した。7月から“傑克丹尼[V]非常音楽派対”に参加し、7月20日、上海の新天地ARKで、7月22日、南京の紅色荒丘で、7月23日、蘇州のOld Houseでライブを行った。

2001年12月16・17・18日、深［土川］で行われた“深［土川］第一回揺滾音楽節”より
（写真：蔡鳴）

　2006年3月3日、北京の今日美術館で行われたAbsolut Vodka主催の“Absolut Kravitz”に参加し、この時、Lenny Kravitzの「Breathe」をリミックスした曲を発表した。このリミックスは世界で最もオリジナリティー溢れるアレンジャー10人だけが行っており、王磊がその1人として白羽の矢が立った。6月16-17日、瀋陽の火車頭体育館で行われた“記念中国揺滾20年”コンサートに参加した。やがて故郷の四川省彭州へ戻った。8月13日、ネットアルバム『活生声回憶録』が発売となった。12月31日、四川省華陽の華陽湖近くの農家楽で行われた“元旦節音楽派対”に、［石/水］楽隊を率いて参加した。

　2007年1月19・20日、上海の4LIVEでライブを行った。この時、［石/水］楽隊を率いて参加した。1月27日、成都の小酒館芳沁店でライブを行った。3月26日、北京の星光現場音楽庁で行われたBob Marleyの子・Ziggy Marleyのライブの前座を務めた。8月24・25日、麗江の川碼頭酒［ﾛ巴］でライブを行った。

　2008年1月11日、『活生声回憶録』がCDで発売となった。4月25日、北京の豪運酒[ﾛ巴]で趙牧陽と共にライブを行った。10月4日、上海の朱家角世界音楽会館で行われた“2008上海朱家角水郷世界音楽節”に参加した。12月13日、重慶の501当代芸術基地零号空間芸術沙龍でライブを行った。

　2009年1月9日、武漢のVOX酒[ﾛ巴]でライブを行った。8月16日、上海の育音堂で行われた“脳波交流 - 画符解咒”に参加した。12月3日、北京の愚公移山でライブを行った。