昏熱症楽隊 THE PUNCH-DRUNK SYMPTOM

北京語:フンラージョン

 河北省石家庄で活動するバンド。1998年結成。元々のバンド名は、Red Hair Children(紅髪男孩)楽隊で、音楽スタイルは、グランジであった。この頃、欒朋涌が加入していたようだ。

 1999年半ば、野外でライブをやった時は、盤古楽隊の「[イ尓]不譲我揺滾」をカバーした。同年、メンバーが池磊(Vo&B)・田然(G)・呉雷(Dr)となり、バンド名を昏熱症楽隊とした。また、音楽スタイルも、Red Hot Chili Peppersのファンク的な要素とPrimus的なベースラインが融合した音楽となる。12月24日、安徽省合肥市の合肥市体育館で行われた“中北千禧揺滾之夜”に参加し、3000人以上もの観衆の前で演奏した。また、同年12月、EPpeppery ketchup』を製作する。

 2000年4月29日、順峰酒[ロ巴]でライブを行った。7月には、インディーズアルバムを製作する。8月12日、太原の貝塔斯曼城堡で盤古楽隊らとライブを行った。8月26日、徐州の浜湖公園で行われた“淮海戦役現創音楽会”に参加し、盤古楽隊らと共にライブを行った。9月30日には、天津商場飛時迪[ロ巴]でライブを行った。10月28日、夏日酒[ロ巴]で行われた“NO-MASTERS為了自由”ロックPARTYに参加した。11月18日、北京の朋友酒[ロ巴]でライブを行った。12月9日には、Face酒[ロ巴]でライブを行った。

2002年の写真
THE PUNCH-DRUNK SYMPTOMより)

  池磊と呉雷は、左耳楽隊でも活動しているが、池磊は2000年前後に左耳楽隊での活動を辞めた。呉雷も2000年頃に左耳楽隊での活動を辞めた。

 2001年3月24日、広東省珠海市の体育中心室内バスケットコートで行われた“美国第五届原創揺滾演唱会”に参加した。5月には、北京で行われた迷笛音楽節に参加した。8月には、1stアルバムをレコーディングする。また、レコード会社・Freedom Houseと契約した。12月23・24日、武漢の新人類酒[ロ巴]で行われたライブに参加した。

 いつの頃か分からないが、張冰(Dr)や馮江(Dr)が助っ人としてバンドに加入したことがあった。

 2002年1月1日と2日には、昆明で行われた“中国芸術在行動−−昆明現代音楽節”に参加した。

2001年12月23・24日、武漢の新人類酒[ロ巴]にて
武漢朋克より)

 同年前半、田然が痛苦的信仰楽隊に加入したためバンドを脱退し、呉雷が留学するためバンドを脱退してしまい、バンド解散の危機に陥ったが、池磊(Vo&B)は、劉嘉(G)・高鵬(G)・張濤(Dr)を加え、活動を再開させた。音楽スタイルもパンクへと変化しつつある。6月9日、保定でライブを行った。7月19・20日、西安の八又二分之一酒[ロ巴]でライブを行った。8月24日、石家庄の滾石迪[ロ巴]でライブを行った。9月21日には、北京のCD CAFEで行われた挂在盒子上楽隊1stアルバム大陸盤発売記念ライブのゲストを務めた。12月21日、北京の全国農業展覧館2号館で行われた迷笛音楽季に出演した。12月31日、北京の豪運酒[ロ巴]で行われた“新年狂歓大PARTY”に参加した。

 2003年2月、バンドはPOWER PUNX楽隊と改名した。

 バンドは解散した後であるが、2004年12月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽37』に曲が収録された。2005年1月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽38』に曲が収録された。同月、1stアルバム等着謝幕』が発売となった。3月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽39』に曲が収録された。4月、CD付き雑誌『我愛揺滾楽40』に曲が収録された。

 池磊はバンド解散後、デザイナーとして活動しており、雑誌やポスター、アルバムジャケットなど数多くの作品を手がけている。

 
 

 

●アルバム

タイトル 出版 発行 制作 発行年 品番 地域
等着謝幕 河北音像出版社 非音楽文化、石家庄市長安新愛楽音楽産品発展中心 2005/1 CD-23,ISRC CN-C12-04-324-00/A.J6(CD版) 中国

 

●インディーズアルバム

タイトル 出版 発行 制作 発行年 品番 地域
peppery ketchup     自主制作 1999/12 品番無し(CT版) 中国
昏熱症     地下電台 2000/7 品番無し(CT版) 中国

 

●ソロ発表曲

曲名 アルバム名 発行年 備考
馬戯 非音楽2 2002/6  
我愛揺滾楽38 2005/1  
痛苦的天堂 我愛揺滾楽37 2004/12  
Do You Love 我愛揺滾楽39 2005/3  
等着謝幕 我愛揺滾楽40 2005/4  

 

●出演

出演媒体 曲名(題名) 映像名 発行年 参加形態 備考
地下映画   後革命時代 2005/2 ライブなど ▼DVDあり

 

●関連サイト

THE PUNCH-DRUNK SYMPTOM」(中国語GB)
バンドのサイト。プロフィールやニュース、写真、音源の視聴などがある。

歓迎参観1999中国民間音楽牧場(下)」(中国語GB)
邱大立が書いた記事。簡単なバンド紹介とアルバム紹介がある。

 

MENU