無政府主義男孩楽隊 A BOYS
北京語:ウージョンフ ジューイー ナンハイ 別名:ANARCHY BOYS
北京のパンクバンド。通称はANARCHY
BOYSで、中国名で呼ばれる事はない。1998年、ライブハウスSCREAM CLUB([ロ豪]叫倶楽部)のオープンとともに活動を始める。初期のメンバーは、沈岳・李鵬・肖容・高洋の4人。同年後半には、沈岳(Vo)・李鵬(G)・萬鳴(2月30號楽隊)(B)・田岳(2月30號楽隊)(Dr)のメンバーとなる。音楽のスタイルは、OIパンクで、ライブ中は頻繁に「OI
! OI ! OI !」と叫び、この古臭い感じのパンクや、過激なパフォーマンスが人気となり、SCREAM
CLUBを代表するバンドとなる。同年秋には北京のパンクバンドとして初めてDEMOテープを自主制作し、販売した。 12月20日には、“X2000音楽会”に参加、このバンド名ではコンテストに参加するのは不都合なため、バンド名を‘男孩女孩們(BOYS&GIRLS)’と変更して予選に臨んで通過した。しかし、政府高官がこのコンテストに来ることとなり、彼らはその場に相応しくないとして、本選出場ができなかった。 1999年になって間もなく、バンド名をA JERKS楽隊と改名する。 2000年、再びA BOYSの名前で活動するようになる。メンバー変更はない。 |
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『無聊軍隊』発売の頃のA
JERKSの写真だが、メンバーは一緒 |
その後、「北京のパンクバンドは、お金儲けの手段にバンドを組んでいるだけだ」と、各地のパンクロッカーや評論家に言われたことに腹を立てた彼らは、お金をほとんど持たずに2000年7月には、崔健や劉元、呂玻の協力を得て、全国ツアーに旅立った。各地でのライブの様子が多くの媒体に取り上げられていたが、食っていくのがやっとのようであった。西安・蘭州・成都・昆明・桂林・広州・深[土川]・武漢・長沙・湘潭・上海・南京を巡り、10月になり、北京に戻った。同年、音楽サイトweiku.comと契約した。11月24日、CD
CAFEで日本のパンクバンド・SOBUTと一緒にライブを行った。12月1日、開心楽園で、12月2日、CD
CAFEで日本のバンド・TomorrowやRotary Beginnersと一緒にライブを行った。 全国ツアーから戻ってきて、少し北京でライブを行った後、活動休止に入った。 2001年5月になり、活動を再開したが、調整期間が続き、冬頃から本格的に活動を再開させた。新しいメンバーは沈岳(Vo)・李鵬(G)・王江(Vo&G)・田建華(B)・田岳(Dr)。12月14日、豪運酒[ロ巴]でライブを行ったが、これが5人体制になってからの初ライブであった。 2002年3月15日、豪運酒[ロ巴]で開かれたPeople's Records主催のライブに参加し、日本のTOMATO JELLYやno-tableと共演した。4月6日、豪運酒[ロ巴]で開かれたPeople's Records主催のライブに参加し、日本のパンクバンド・ロリータ18号やガーリックボーイズ、韓国のNONSTOP BODYと共演した。5月18日、武漢のVOX声音酒[ロ巴]でライブを行った。 |
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1998年9月25日、SCREAM CLUBでのライブ |
6月、オムニバス『LIVE
小酒館1997−2002』に作品が収録された。7月10日、日本でインディーズミニアルバム『OI 来自18歳的声音』が発売となった。7月11日、西安の大雁塔停車場でライブを行った。10月31日、CD
CAFEで行われたハロウィンライブに参加した。12月7日、CD
CAFEでソロライブを行った。 2003年3月27日、CD CAFEでライブを行った。10月10日、豪運酒[ロ巴]でイギリスのBubblecraftと共にライブを行った。12月31日、B52酒[ロ巴]でライブを行った。 同年末、バンドは解散した。 沈岳は2004年前半、1979楽隊を結成し、ボーカルを担当した。のちにテクノに興味が移るようになる。2006年初から糖果倶楽部で専属DJとしての活動を始めた。2009年4月18日、MAOで行われた反光鏡楽隊の“『無聊軍隊』発行10周年記念”単独ライブにゲスト出演した。5月1日、北京通州運河公園で行われた“草苺音楽節”電子舞台に出演した。萬鳴・田岳は2007年7月22日、廊坊の瑞斯堡酒[ロ巴]で行われた“向無聊軍隊致敬”ライブに参加した。 |
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●インディーズアルバム
タイトル | 出版 | 発行 | 製作 | 発行年 | 品番 | 地域 |
無政府主義男孩&女孩們 | 自主製作 | 1998/9 | HUC-398(CT版) | 中国 | ||
OI 来自18歳的声音 | 人民唱片(People's Records) | 2002/7/10 | PRCD-0013(CD版) | 日本 |
●参加アルバム(→A-JERKS楽隊)
曲名 | アルバム名 | 発行年 | 備考 |
向誰万歳(long live who?) | CRIPPLE HEROES | 2000/2 | 日本盤▽インディーズ |
Oi Oi Oi | 10000YEARS PUNK | 1998 | |
Punk Is Not Dead | 10000YEARS PUNK | 1998 | |
没有自由的脳蛋(trapped brain) | CRIPPLE HEROES | 2000/2 | 日本盤▽インディーズ |
我們決不妥協 | LIVE 小酒館1997−2002 | 2002/6 | |
A Head Without Freedom | 我愛揺滾楽18 | 2003/3 | |
OH ! SUCKS ! | [ロ豪]叫唱片之朋克精選 第一輯 | 2003/12 | |
対[イ尓]的生活喊OI | [ロ豪]叫唱片之朋克精選 第一輯 | 2003/12 | |
OI!来[ロ巴]! | 【[ロ豪]叫唱片】経典単曲白皮書 VOL.1 | 2004/2 |
●出演
出演媒体 | 曲名(題名) | 映像名 | 発行年 | 参加形態 | 備考 |
CD-ROM | anarchyboys cdcafe | 北京童話 | 2000 | CD CAFEでのライブ | |
地下映画 | 後革命時代 | 2005/2 | ライブなど | ▼DVDあり |
●関連サイト(→A-JERKS楽隊)
「[ロ豪]叫唱片」(中国語GB)(相互LINK!)
レコード会社のサイト。写真が掲載されている。BBSもあり。
「People's
Records」(日本語)(相互LINK!)
日本のインディーズレコードのサイト。ライブレポートにバンドが紹介されているほか、アルバム紹介がある。
「文化新聞」(中国語GB)
新聞『生活時報』のサイトにある、“X2000音楽会”参加アーティストのプロフィール。1998年12月19日の記事。バンド名は‘男孩女孩們’となっている。
「烙印揺滾音楽網」(中国語GB)
ライブレポートがある。