天杵楽隊 VAJARA
北京語:ティエンチュー
チベット自治区拉薩のバンド。メンバーはリーダーの旦増達娃(Dr)や索朗旦増(Vo)・索朗念扎(リードG)・扎西平措(B)・索朗尼瑪(リズムG)・普布頓珠(扎念琴)で、みなチベット族で、チベット初のチベット族のみのロックバンドである。スタイルはチベットの民族楽器である扎念と西洋のロックを融合した音楽となっている。曲は全てチベット語。 バンド結成の由来は、旦増達娃が1989年、北京から友達が持ち帰った崔健のアルバムを聴いて大きく心を打たれる。1993年、北京の中央民族大学声楽系で音楽の勉強をしている際、崔健の練習風景を5、6回ほど見てから一層ロックに興味を持つようになった。そしてチベットに戻った後、不挿電听[ロ巴]を開き、そこでメンバーと知り合いになり、1999年9月9日、バンド結成に至った。 拉薩ではエレキ楽器を弾ける人材が少ないため、夜総会やバー、ホテルなどからいつも声がかかっている。西藏電視台のチベット暦新年晩会に出演し、好評を博した。また、有名チベット族歌手の亞東や容中爾甲からアルバムレコーディングに参加して欲しいとの誘いがあった。 |
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2003年頃の写真 |
2003年11月8日、朶森格路近くの広場で1stアルバム『天杵』発表会を行い、ロックを聴いた事がなかった多くのチベット人を驚かせた。同年、新聞『拉薩晩報』で2003年度チベットオリジナル音楽最優秀衝撃力賞を獲得した。 2005年10月3日、北京の北京海淀公園で行われた迷笛音楽節に参加した。10月5日、北京の無名高地酒[ロ巴]でライブを行った。 2006年1月半ば、林芝の朗瑪庁でライブを行った。 2007年2月3日、金色陽光演芸庁でライブを行った。2月、2ndアルバム『天杵II』が摩登天空より発売となった。7月、CD付き雑誌『音楽時空 2007.7』に曲が収録された。8月1日、[金3]磊漫揺[ロ巴]でライブを行った。8月2日、紅色年代でライブを行った。10月2日、星磊漫揺[ロ巴]でライブを行った。 |
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●アルバム
タイトル | 出版 | 発行 | 製作 | 発行年 | 品番 | 地域 |
天杵 | 中国唱片成都公司 | 2003/11 | (CD版) | 中国 | ||
天杵II | 九洲音像出版公司 | Modern Sky(World Music) | 2007/2 | MW-003,ISRC CN-A65-07-310-00/A.J6(CD版) | 中国 |
●ソロ発表曲
曲名 | アルバム名 | 発行年 | 備考 |
美麗的城 | 音楽時空 2007.7 | 2007/7 |
●参加アルバム
歌手(楽隊)名 | 曲名 | アルバム名 | 発行年 | 参加形態 | 備考 |
楊晨 | 我是一个任性的孩子 | 月光傾城 | 2008/11/15 | 音楽 | 使用曲は「雨夜」 |
我們是同一類人 | 月光傾城 | 2008/11/15 | 音楽 | 使用曲は不明 |
●関連サイト
「天杵楽隊」(中国語GB)
バンドのサイト。BLOGもある。
「天杵楽隊」(中国語GB)
バンドのサイト。これは以前のサイト。
「西蔵首支揺滾楽隊」(中国語GB)
新華網西蔵頻道より。バンド紹介と写真がある。
「面臨争議的西蔵首支揺滾楽隊」(中国語GB)
新華網西蔵頻道より。バンド紹介がある。
「藏族揺滾楽第一人」(中国語GB)
金[黒今]在綫より。バンド紹介がある。