1stアルバム。1998年2月にレコーディングされた音源が、1998年11月になって香港から発売となった。当時、非常に独特でひねくれた左小祖咒の歌い方が中国の音楽市場で受け入れられるものではなく、ノイズアーティストで、レコード会社を経営している香港の李勁松が目を付け、発売に至った。初めてのアルバムレコーディングであったほか、レコーディングスタジオも素人同然のスタッフしかいなかったため、ただ音をレコーディングしただけとなってしまった。また、「正宗」と「媚笑陽台」のミックスの時、「正宗」のギターが「媚笑陽台」へ、「媚笑陽台」のドラムが「正宗」の曲中に入れ替わってしまった。左小祖咒は音源を受け取った際に気づいたが、李勁松はこのメロディが面白いと感じ、また左小祖咒もお金が無くて再度ミックスすることもできなかったため、このまま発売した。1999年になり、中国盤が発売となった。香港盤と中国盤では曲順やクレジットが多少異なるが、これは、自分達でミックスし直したことにもよる。ただ、あまり理想的な完成度では無かった。のち、左小祖咒はこの香港盤を錯版(ミステイクバージョン)と呼ぶようになった。2009年になり、左小祖咒はこのアルバムの一部を再レコーディングして終極版(最終版)として発売した。(ここでは中国盤のクレジットに基づく) |