バンド改名の理由は、鮑家街43號楽隊の由来である、中央音楽学院出身のメンバーが汪峰以外いなくなったためである。あくまでも、鮑家街43號楽隊は汪峰1人のバンドではなく、龍隆や杜咏がいたからこそ成り立ったのだという、汪峰の考えによる。“鮑家街”を残したのは、記念的な意味合いが強い。鮑家街楽隊は、汪峰のバックバンドである。

　10月8日には、北京工人体育場で行われた原創反盗維権大型演唱会に参加した。11月25日、山東省烟台市の烟台体育館で行われた“烟台演唱会”に出演した。12月には、鮑家街43號楽隊から数えて、3rdアルバムとなる『花火』が‘汪峰與鮑家街’名義で発売となった。

　2001年、李志輝（Key）が加入した。2月、内蒙古の呼和浩特市体育館でコンサートを開いた。4月には、2000年度中国歌曲排行榜より、“最優秀バンド”の賞を獲得した。

2000年の写真
一番左は汪峰（Vo&G）
（『花火』の歌詞カードより）

　2003年7月16日、石家庄の河北劇場で行われた石家庄秦川珍珠鼓倶楽部の成立式典に参加した。

　2004年8月6日、寧夏回族自治区銀川市の賀蘭山の麓で行われた“中国揺滾的光輝道路”大型音楽節に出演した。この時のメンバーは、賈軼男（G）・李徽（G）・李兵（アコースティックG）・[ｲ牙]子（B）・關菲（Dr）・單小帆（DJ）・柳森（Key）で、汪峰與鮑家街楽隊として参加した。

　2005年、秦四風（元・GYQ BAND、團結湖楽隊）（Key）が加入した。

　その後、汪峰のコンサートでも、バックバンドを鮑家街楽隊と名乗らなくなった。