周靱 ZHOU REN
北京語:ジョーレン
北京で活動するミュージシャン。1969年生まれ。1987年、中央工芸美術学院に入学し、平面設計を勉強する。その頃ロック音楽に触れ、ベースを演奏するようになる。方科や陳底裏とは同部屋、馬軍・文醍とはクラスメートだった。その頃、方科とヘビーメタルのコピーバンドを組む。 1991年、銹鐵楽隊を結成する。この時は、ボーカル兼ベースを務める。当時の北京のバンドとは異なるロックで、多くのロッカー達に影響を及ぼす。しかし1994年に解散。解散してすぐ、方科とともに福州に行きDISCOで働くが、1ヶ月後には北京へ戻る。 戻ってから周靱は、現在(1994年頃)の北京は、自分自身に合わない音楽環境と考え、一人で創作活動を始める。この時にたくさんの作品を仕上げた。 |
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1996年頃の写真 |
間もなくして、紅燒肉楽隊を結成、ボーカルに専念する。アルバム発売に向けて練習やライブなどを1年ほど繰り返し、1996年8月には、1stアルバム『搾取』が発売となる。当時北京で流行しかけていたグランジ、特にNIRVANAの影響を受けていることが感じられるアルバムである。 1997年、南京の大行宮会堂で超載楽隊と共にコンサートを行った。この時、周靱和紅燒肉楽隊として参加した。同年、紅燒肉楽隊は解散し、周靱はソロ活動を始める。 グランジの流行が落ち着いたとき、周靱の好みもテクノに変わる。しばらくの間、表に出てこなかったが、1998年8月30日には、広西・南寧で行われた’98南寧中国揺滾音楽演唱会に出演する。以前発表した「搾取」等をテクノアレンジで発表し、好評を博した。この時のサポートメンバーは翁金海(G)・任宇清(B)の2人だった。 |
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1996年頃の写真 |
ソロ活動以外には、1998年に結成したテクノグループ・塑料大龍で文醍とともに活動し始めた。 彼は流行に敏感で、北京の音楽の流行とともにスタイルも変化してきた。テクノも一部で流行し始めた音楽であった。1998年発売の『中国火V』に収録されている「風、馬、牛」は、バンドを組まず、一人ですべて手がけた作品である。 2000年12月、『階段音楽特輯壹』に作品を発表した。 2006年11月、オムニバス『什麼是現代? 革命? 様板?』に曲を発表した。 2008年、紅燒肉楽隊を再結成した。 |
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●アルバム
タイトル | 出版 | 発行 | 製作 | 発行年 | 品番 | 地域 |
搾取 | 中国音楽家音像出版社 | 中国音楽家音像出版社・滾石有声出版社有限公司聯合製作、中国火音楽製作、魔岩唱片企画授権 | 1996/8 | MSC-019,CN-A50-96-319-00/A・J6(CT版) | 中国 | |
MSD-019,CN-A50-96-319-00/A・J6(CD版) |
●ソロ発表曲
曲名 | アルバム名 | 発行年 | 備考 |
火星人 | 魔岩十大魔王之群魔乱舞 | 1996/2 | |
ROCK IN CHINA | 1996 | ||
中国火U | 1996/8 | 紅燒肉楽隊の作品 | |
揺滾中国楽勢力十年精選第二輯 | 2001/4 | 1stアルバムと同じ | |
風、馬、牛 | 中国火V | 1998/10 | |
揺滾中国楽勢力十年精選第一輯 | 2001/4 | 『中国火V』と同じ | |
中国火 | 2003 | 『中国火V』と同じ | |
幻滅 | 階段音楽特輯壹 | 2000/12 | |
dummy revolution | 什麼是現代? 革命? 様板? | 2006/11 |
●参加アルバム
歌手(楽隊)名 | 曲名 | アルバム名 | 発行年 | 参加形態 | 備考 |
オムニバス | 只有壹個寧夏 北京現場 | 2005/8 | ミキシング(劉文泰と) | 全曲参加 |
●関連サイト
「周靱」(UTF-8)
MySpace.cnより。音源の試聴ができる。