單行道楽隊 ONE WAY

北京語:ダンシンダオ

 深[土川]のバンド。1993年3月結成。「單行道」(日本語で一方通行)は、「我々はただ1つの方向のみ、ただ1つの道しかない」という意味である。

 1994年初、ロックオムニバス『南方大揺滾一』のために、「南方之痛」をレコーディングした。この時のメンバーは、リーダーの馮鬆濤(Vo&G)ほか、太陽(Key)・肖子亮(B)・洛石(梁錦彪)(Dr)・華仔(サポートG)。「南方之痛」は、馮鬆濤のバンドでの初の創作作品であった。同年11月5日には、深[土川]のNirvana酒[ロ巴]で行われた“新群衆”ロックコンサートに他の南方のバンドとともに参加した。

 1995年9月、太平洋影音公司と契約し、1stアルバム姥姥』を発売した。アルバム発売は、南方のバンドとしては初の快挙であった。この時のメンバーは、馮鬆濤(G&Vo)・黒ma(Vo)・青蛙(G)・太陽(Key&Per)・子亮(B)の5人だった。同年、オムニバス『南方都市揺滾』に4曲が収録される。その時のメンバーは、文歌(Vo)・馮鬆濤(G)・馬乾游(G)・太陽(Key)・蘇英俊(Dr)・肖子亮(B)と、6人編成になった。結成当初からのメンバーは馮鬆濤太陽・肖子亮の3人だけとなってしまった。

2005年12月3日の写真
(写真:
九州音楽

 南方のバンドで20世紀中にアルバムを発売したのは、彼らだけであった。南方にもロックが根付いているということを知らしめたが、アルバムを発売してからは活動が停滞する。

 1997年、劉冲(Vo)が加入する。同年初、深[土川]坤田影音公司と契約し、2ndアルバム『最後的[王攵]瑰』をレコーディングするが、深[土川]坤田影音公司が倒産してしまったため、発売には到らなかった。1999年6月、突然馮鬆濤が2nd収録曲の「最後的[王攵]瑰」と「[イ尓]要飛」を台湾の上華唱片に売ってしまった。これを聞いた劉冲は憤慨し、バンドを離脱する。

 2000年になり、突如オムニバス『我看到未来』に作品を2曲発表した。9月22・23・24日には、龍勝[ロ巴]でライブを行った。

 また、2002年12月発売の阿濤&喜兒の『苦菜花』の演奏クレジットに、「吉它兄弟楽団(單行道)」との記載があった。メンバーはかつて單行道に参加していた面々である。

南方大揺滾 太平洋一号風暴1994’』の歌詞カードより

 2003年12月末から2004年初にかけて行われた“2003深[土川]歓楽谷流行音楽節”に出演した。

 2005年1月、バンド活動を再開した。メンバーは、阿濤(Vo&B)・阿寶(韋景冠)(Vo)・青蛙(リードG&Vo&MIDI)。

 2006年1月に発表した「猪都笑了」は、中国娯楽FLASH歌曲で半年以上1位となったほか、GOOGLEの検索量は1千万回を超えるなど、ネット上で大好評を博した。ポップロックとユーモラス、バラードが一体化となった曲である。同年から北京に移住し、北京星之光文化伝播有限公司と契約した。9月7日、北京の無名高地酒[ロ巴]で2ndアルバム猪都笑了』アルバム発表会を行った。9月23日、北京の豪運酒[ロ巴]でライブを行った。10月4日、豪運酒[ロ巴]でライブを行った。10月15日、北京の星光現場音楽庁でライブを行った。10月25日、北京の星光現場音楽庁でライブを行った。12月2日、広州のBUNKER[ロ巴]でライブを行った。12月3日、広州のSOLO[ロ巴]でライブを行った。

 元メンバーの史小鵬(G)は、2006年10月、夏楽隊を結成した。

 
 

 

●アルバム

タイトル 出版 発行 制作 発行年 品番 地域
姥姥 広州音像出版社 広州唱将娯楽製作有限公司 1995/9 GCDA 155,ISRC-CN-F28-95-819-00/A・J6(CD版) 中国
猪都笑了 広州音像出版社 広東新京文音像有限公司 北京星之光文化伝播有限公司版権提供 2006/9/7 GCDA 928,ISRC-CN-F28-06-311-00/A.J6(CD版) 中国

 

●ソロ発表曲

曲名 アルバム名 発行年 備考
南方之痛 南方大揺滾 太平洋一号風暴1994’ 1994/5/15  
故郷的来信 南方都市揺滾 1995  
[イ尓]要飛 南方都市揺滾 1995  
那一分自我 南方都市揺滾 1995  
野戦排 南方都市揺滾 1995  
告別 我看到未来 2000  
灯光−給那個火紅的年代 我看到未来 2000  

 

●参加アルバム

歌手(楽隊)名 曲名 アルバム名 発行年 参加形態 備考
阿濤&喜兒   苦菜花 2002/12 演奏 全曲参加▽クレジットは吉它兄弟楽団(單行道)

 

●関連サイト

単行道楽隊個人主頁」(中国語GB)
酷客より。バンドの音源の試聴ができる。

 

MENU