ライブから音楽まで、全てが「不一定」であるため、バンド名を不一定楽隊とした。バンド活動を本格的に行うために結成したバンドではなく、友人達でバンドを組んだだけであり、遊びにすぎない。そのため、セッションが中心のバンドである。メンバーもライブによって多少変更がある。

　1999年6月8日、CD CAFEで譯楽隊のライブが行われたが、その時、前座として竇唯（Vo&G）・陳勁（G）・謳歌（G）・岳浩昆（B）・單曉帆（Dr）・郭亮（Key）・張荐（Key）などがBARK PSYCHOSISの曲を演奏した。このメンバーが不一定楽隊の原型であると思われる。

2005年10月22日、上海の新天地ARKで行われたライブ
左から：竇唯・文智涌・陳小虎・巫娜
（撮影：SWING FRUITさん）

　2003年4月、竇唯+不一定楽隊のクレジットで、『壹挙両得』が発売された。7月12日、上海の新天地ARKで“三国”、7月13日には、同じく新天地ARKで“四記”と題してライブを行った。この時のメンバーは、竇唯（Dr&G）・馬培（G）・龍隆（B&G）・劉效松（Dr&Per）・文智涌（トランペット&Per）・張荐（Key&Program）であった。

「竇唯新専輯≪一挙両得≫」より

　2005年3月3日、無名高地酒［ﾛ巴］でライブを行った。3月23日、愚公移山酒［ﾛ巴］でライブを行った。5月20日、広州のSOLO[ﾛ巴]でライブを行った。5月21日、深[土川]の南山根拠地酒[ﾛ巴]と上歩根拠地酒[ﾛ巴]でライブを行った。7月30日、内モンゴル自治区四子王旗格根塔拉草原で行われた“2005内蒙古・格根塔拉草原狂歓節”に参加した。8月、『八和九生』が『八和』と『九生』として発売となった。10月22日、上海の新天地ARKで“八和”、10月23日には、新天地ARKで“九生”と題してライブを行った。この時のメンバーは、竇唯（G&Dr）・龍隆（G）・岳浩昆（B）・劉效松（Dr）・文智涌（トランペット）・張荐（Key）・巫娜（古琴）であった。10月28日には、杭州の31号酒[ﾛ巴]で“五鵲”、10月29日には31号酒[ﾛ巴]で“六雁”としてライブを行った。この時、楊一（ハーモニカ）がサポートを務めた。

2003年7月13日、上海の新天地ARKで行われたライブ
左から：張荐・龍隆・馬培・竇唯・文智涌・劉效松
（撮影：YIREN）

　その後、竇唯と張荐は不一樣楽隊での活動を始めた。不一定楽隊での活動はまだ続けているが、不一定楽隊は即興バンドであるため、メンバーや音楽が固定化してきており、即興音楽には向かないと考えたためである。

　2007年9月8日、深［土川］の根拠地酒［ﾛ巴］浜海店でライブを行った。9月9日、深［土川］の根拠地酒［ﾛ巴］南山店でライブを行った。9月10日、根拠地酒［ﾛ巴］上歩店でライブを行った。この時のメンバーは、竇唯（G&Dr）・龍隆（G）・陳兵（B）・高太行（Sax）・文智涌（トランペット）。10月26日、798創意劇場で行われた“798創意芸術音楽節”に参加した。この時は通常の不一定楽隊のメンバー以外に、かつてバンドに参加したことのあるメンバーが参加し大人数であったため、「大不一定楽隊」とも呼ばれた。11月、『松阿珠阿吉』と『佐羅在中国』が同時発売となった。12月15日、安徽省蕪湖の現場酒［ﾛ巴］でライブを行った。12月16日、上海の[艸/止]江夢工場でライブを行った。12月17日、上海の現場酒［ﾛ巴］でライブを行った。12月18・19日、浙江省義烏の隔壁酒［ﾛ巴］でライブを行った。12月21日、杭州の7CLUBでライブを行った。12月24・25日、珠海の現場酒［ﾛ巴］で、12月26日、深［土川］の本色酒［ﾛ巴］振華店で、12月28日、広州のBUNKER［ﾛ巴］でライブを行った。

　2008年6月、CD2枚組のアルバム『798』が発売となった。これは2007年10月26日、北京の798創意劇場で行われた“798創意芸術音楽節”に参加した時のライブを音源化したものである。11月9日、中山公園音楽堂で行われた“首届北京国際電子爵士音楽節”に参加した。