五月天楽隊

2014年の写真。左から：秦勇・劉崢嶸・張嶺・曹鈞・蒋温華。（写真提供：周俭、优蝶）

1989年、天安門広場での写真。（写真提供：周俭、优蝶）

五月天楽隊（ウユエティェヌ、Wuyuetian）は、1980年代末、北京市で活動していたバンド。台湾の五月天楽隊とは関係がない。

メンバー

秦勇　ボーカル & ドラム（1987年 - 1989年,結成当初 - ? ボーカル & リズムギター,ギタリストがバンド内に多すぎてから - 1989年? ボーカル & ドラム,2014年ギター & ボーカル） - 結成メンバー。
劉崢嶸　キーボード & ボーカル（1987年 - 1989年? キーボード & ボーカル,2014年ボーカル）
曹鈞　ギター（1987年 - 1989年?） - 結成メンバー。1987年5月、北京化工学院地下礼堂でのライブに参加。
張嶺　ボーカル & ベース（1987年 - 1989年） - 結成メンバー。
蒋温華　ドラム（1987年 - 1989年） - 結成メンバー。

結成当初は欧米ロックのカバーを演奏していた。やがて、王迪が企画した北京市の首都体育館でのコンサートに参加し、オリジナル曲「老家」など、2曲を演奏した。のち、崔健のライブの前座バンドとして、北京大学・清華大学・北京中山公園音楽堂などでライブを行なった。

この当時は、ADO楽隊と五月天楽隊しか本格的に活動を続けているロックバンドはなかったと言われるほど、当時を代表するバンドであった。

どうやら、1989年6月4日の天安門事件の影響や、張嶺の留学、メンバーの家庭の反対などで、1989年にはバンドは解散となった。

2014年、活動を再開したが、一度コンサートに参加しただけであった。