曹草
曹草 | |
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2011年の写真。(写真:豆瓣音乐人) | |
基本情報 | |
中国語名(簡体字) | 曹草 |
中国語名(繁体字) | 曹草 |
拼音 | Cao Cao |
発音転記 | ツァオツァオ |
別名 | 曹無声、次品磁狼、査無此狼 |
出生日 | 1972年11月7日 |
学歴 | 北京迷笛音楽学校 |
出身地 | 四川省涼山彝族自治州金陽県 |
担当楽器 | ボーカル・ギター |
ジャンル | サイケデリック・ゴシック・フォーク |
職業 | ライブバー専属ミュージシャン・アルバム販売業者・小説家 |
曹草(ツァオツァオ、Cao Cao、1972年11月7日 -)は、四川省成都市で活動しているイ族のボーカリスト・ギタリスト。北京市で活動していたこともある。
経歴
姓は曹、名は草、字は無声(本当ではなく、これは曹草によるユーモア)。当初は曹草と名乗っていたが、やがて曹無声とも名乗るようになった。曹無声の意味は、のちに躁鬱病になり、一切の事に興味を失い、コミュニケーション能力を失うため(会話することに意味がないと感じてしまうため)を由来としている。
幼い頃から兄弟の中で最も成績が良く、四川省涼山彝族自治州金陽県1番の大学受験の成績により、1991年、四川省南充市の四川師範学院中文系に入学したが、学校の教育目標(共産党の教育関連の仕事に就く)と、自分の理想(李宗盛のようなシンガーソングライターになる)に矛盾が生じており、とても憂鬱であり、1993年には退学することになった。それから、文化宮で一緒にギターを勉強した仲間達とバンドを結成し、ディスコで伴奏をして生活費を稼いでいたが、バンドのレベル・経歴・人間関係など、全てが影響を及ぼし、収入より消費した金額の方が高く、初めて借金をした。借金をした相手は辞めた大学の古典文学の陳瑞釗博士であった。この博士だけは唯一大学を退学することに理解があり、退学の時も「あなたはヒッピーになりたいんだね」と笑いながら言われたほどである。ただ、お金を返そうとした頃、博士は癌で亡くなり、永遠に後悔だけが残った。その後、ディスコでの伴奏も長続きせず、解約させられてしまい、実家に戻り、創作活動をしながら過ごした。
やがて、雑誌『音像世界』の広告を見て、1995年、北京市の北京迷笛音楽学校に弟の曹操と入学した。生活費や家賃を稼ぐために、打口帯を売っていた。
1999年10月、北京市の東北旺で薬用植物研究所楽隊を結成し、ボーカルを担当した。
2000年後半には、薬用植物研究所楽隊と共に四川省成都市に移住したが、約半年ほどで北京市樹村に戻った。
2001年初、薬用植物研究所楽隊を脱退した。同年2月頃、暗夜公爵楽隊に加入し、ボーカルを担当した。薬用植物研究所楽隊を脱退して、暗夜公爵楽隊に加入したのは、暗夜公爵楽隊の方が独創的で実験性が強いバンドで、自分のスタイルに合うと感じたためである。
2003年、四川省楽山市で春節を過ごしたが、兄(三哥)が病気(のちに癌で亡くなった)になり、その看病のために北京市に戻らず、そのまま、暗夜公爵楽隊を脱退した。それと共に暗夜公爵楽隊は解散した。やがて北京市に戻ろうとした時に、曹草自身も肺気胸手術を行うことになり、すぐには戻れなかった。
その後、暗夜公爵楽隊の郭仲偉からは何度もバンドの再結成を促されたが、郭仲偉自身が家庭を養う必要があり、バンド結成に至らなかった。
2004年、四川省成都市へ行き、躁鬱になり、治療をメインとして暮らしていた。やがて、巫師来了楽隊に加入した。また、2004年から2006年にかけて、査無此狼の名義で掘火網刊にネット小説『琵琶行』を発表した。
2006年から2010年にかけて、治療を継続したほか、小説を書いたり、音楽の創作をしていたほか、たまにソロでライブを行なうようになった。
2009年、ネット・閑閑書話に連続小説『那一年我17歳』を連載した。
2010年からライブ活動を増やしていった。同年、舞台脚本『楽夢旅程』を創作した。
2012年には、蜀都野草民謡社の社長となり、数多くのフォークシンガーによるチャリティーライブに参加した。
2013年前半には西南地方ツアーを行なった。同年後半には、北京市でのライブをメインとして活動した。また、映画の脚本を何冊か手掛けた。
2014年、アルコールが問題で北京市の大興精神病医院に入院した。入院したことで、賈宏声の病人友達の病人友達となった。同年秋、成都市での活動を再開した。
2015年、躁鬱病が酷くなり、一切の活動を辞め、またネットも数年ほど触れない生活を過ごすようになった。
2019年からアルバム『故詞新声』の制作を開始したが、病気により、制作が停滞している。
ディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
- 曹無声 蜀都節奏(2011年8月1日)
ソロ発表曲
曲名 | アルバム名 | 発表年 | 備考 |
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(曲名不明) | 民謡救護車義演現場収音 | 2011/2/241 | |
极昼 | 69CAFE VOL.1 | 2013/7/1 | |
起 | 69CAFE VOL.1 | 2013/7/1 | |
我是一个瓜娃子 | 中国夢I | 2014/10/10 |
参加アルバム
アーティスト・バンド名 | 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
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映画 | 汉广 | 旅程 | 2004/5/14 | ギター、ボーカル | 映画『旅程』のエンディングテーマ▽フランス・チェコで公開 |
主要なライブ・コンサート
- 2006年8月25日 四川省成都市 馬丘比丘珈琲館
- 2006年9月1日 四川省成都市 馬丘比丘珈琲館 クレジット:曹草+李力
- 2007年2月2日 四川省成都市 麻糖酒吧
- 2007年4月15日 四川省成都市 双流棠湖公園演芸広場
- 2007年11月16日 四川省成都市 馬丘比丘珈琲館
- 2011年1月28日 四川省成都市 家JAH BAR
- 2011年9月10日 四川省成都市 馬丘比丘珈琲館
- 2011年9月23日 四川省成都市 成都珠江御景湾中軸草坪 第五届珠江国際詩歌節成都站 ソロの演奏のほか、劉沢球の伴奏
- 2011年10月16日 四川省成都市 四川大学体育館辺草地
- 2012年3月31日 四川省成都市 SM購物広場(成華店)
- 2012年4月2日 四川省成都市 東区音楽公園
- 2012年4月21日 四川省成都市 一方民謡
- 2012年4月25日 四川省成都市 家JAH BAR
- 2012年5月26日 四川省成都市 東区音楽公園 クレジット:曹無声&馬丁
- 2012年8月18日 北京市通州区 栗樹珈琲館
- 2013年3月31日 四川省成都市 肖家河社区広場
- 2013年4月9日 広西チワン族自治区桂林市 猫兎倶楽部
- 2013年4月10日 広西チワン族自治区桂林市陽朔県 DEMO吧
- 2013年4月11日 広西チワン族自治区柳州市 拉丁雨後珈琲吧
- 2013年4月12日 広西チワン族自治区南寧市 魔旗live house
- 2013年4月14日 雲南省昆明市 文林記憶珈琲館
- 2013年4月16日 雲南省大理白族自治州大理市 九月酒吧
- 2013年4月17日 雲南省麗江市 旅馬客桟
- 2013年4月26日 四川省成都市 潜水艇
- 2013年11月7日 北京市 江湖酒吧
- 2014年9月19日 湖北省武漢市 海岸線酒吧
外部リンク
- UTF-8
- 音楽を主体としている豆瓣。
- フォークを主体としている豆瓣。
- 豆瓣より。