焦點楽隊 JIAODIAN

北京語:ジャオディエン

 広西チワン族自治区南寧市のバンド。1997年1月6日、桂林で結成となった。メンバーは、李直(Vo)・小蘋果(顔賓)(G)・東東(B)・劉運春(Dr)・何玉明(Key)。3月、東東と劉運春はバンドを脱退し、柯尼(王宇)(B)と魏軍(Dr)が加入した。2日後、魏軍は何も告げずにバンドを脱退してしまう。その後、黄立新(Dr)が加入した。6月、体育館で“99.回帰”大型ソロコンサートを開いた。この時から、焦點楽隊と名乗るようになる。また、黄瀾(女性)(Cho)と何丹(女性)(Cho)・牛寶・沙克・陸春生が加入した。8月3日、“漢森[口卑]酒節”に参加した。

 1998年2月5日、活動の拠点を南寧に移した。そして、1+1酒[ロ巴]に常駐するようになる。しかし何玉明と黄立新は家庭の都合で南寧に来ることができなかった。やがて、王偉(Key)・陸辛(Dr)が加入した。5月、王偉は仕事のためにバンドを脱退した。その後、明仔(Key)が加入したが、脱退してしまい、王偉(Key)がバンドに復帰した。7月5日、王偉と陸辛がバンドを脱退した。その後、小樂(樂榮剛)(Dr)と彭忠(紅中)(Key)が加入した。8月、南寧の1+1倶楽部で學仕楽隊と共にライブを主催した。

楽人谷酒[ロ巴]での練習
左から:曉樂・丁丁・李直・韋歡・小苹果
(写真:WENWEN)

 2000年2月23日、彭忠がバンドを脱退した。そのため、丁丁(Key)がサポートを務めた。5月18日、1stアルバム焦点楽隊』が発売となる。このアルバムは広西ロックの中で初のアルバムであった。同年、“広西創作歌曲先鋒榜”で最優秀金曲と最優秀バンドの称号を得た。また、アルバムのうち2曲が、オムニバス『中日歌星合輯』に収録され、日本で発売された。また、別な作品は中央電視台“青年歌手大奨賽”で2等賞を獲得した。

 2001年9月8日、“広西原創楽壇揺滾群星演唱会”に出演した。12月、柳州市体育中心で行われた身体障害者のためのチャリティ大型コンサートに出演した。

 広西チワン族自治区ロック初期に最も精力的に活動し、この地方では崔健に比する人がいるほどである。2001年8月には、學仕楽隊のアルバム『学無止境』に「闘士」が収録されたが、この曲は焦點楽隊の活躍振りを讃えて作曲された。

李直の『情感部落』のジャケット

 2002年のメンバーはバンドの中心人物の小蘋果(G)ほか、李直(Vo)・韋歡(B)・曉樂(Dr)・丁丁(Key)。同年4月26日、中国電信集団広西電信公司より、“広西原創音楽記念ka”(200電話カード)が発売され、バンドがそのカードのデザインとして使用された。これにより、広西を代表する6バンドの1つとして、正式に国家に認められた。その発売記念ライブが4月26日、南寧市朝陽花園広場で行われた。

 小蘋果は楽人谷酒[ロ巴]を経営しており、バンドは普段ここで練習を行っている。

 7月1日、メンバー出資により、焦点酒[ロ巴]をオープンさせた。7月13日、広西南寧体育館で行われた“紅色真情 人間有愛”晩会に参加した。

 2004年、林毅(元・黒鑰匙楽隊)(B)・李鳴(Dr)が加入した。2月14日、比日鳥酒[ロ巴]でライブを行った。5月1・2日、金花茶公園晩会でライブを行った。5月4日、民族宮で行われた“康師傅冰紅茶第三届冰力楽隊選抜賽”でメンバーの何人かが審査員を務めた。5月9日から18日にかけて、貴港の世紀之花酒[ロ巴]でライブを行った。11月、羅城で行われた“第六届銅鼓山歌芸術節”に参加した。12月のクリスマス、東興の聖地牙哥でライブを行った。

 2006年11月26・27日、韓国のKBS(テレビ)と中央電視台(テレビ)で放映された「第8届中韓歌会」に出演した。この時、ソウルで番組収録を行った。参加メンバーは、小蘋果(G)・李直(Vo)・林毅(B)・梁玲榮・譚力文・阿弟。

 2009年11月17日、賀州の湖広大市場でライブを行った。

 李直は2005年2月、1stアルバムのレコーディングが終了した。4月、1stアルバム『情感部落』が広東怡人唱片から発売となった。このアルバムは名曲のカバーアルバムで、ロック的な要素はまったくない。林毅は2004年、NEXT楽隊を結成した。阿地(Dr)は2007年5月2日、名爵酒[ロ巴]で行われたドラムライブに参加した。

 
 

 

●アルバム

タイトル 出版 発行 制作 発行年 品番 地域
焦点楽隊 広西文化音像出版社 広西桂林金和音像制作有限公司 2000/5/18 ISRC CN-F36-00-0013-00/V.J6(CD版) 中国

 

●関連サイト

先鋒論壇」(中国語GB)
広西原創音楽網にあるバンドのBBS。

Focus的個人地盤」(中国語GB)
バンドの関係者によるBLOG。

 

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