16歳の時にクラシックギターを勉強し、1984年に杭州市歌舞団に入る。同年後半、広東省中山のDISCOで活動していた時、新空気音楽組合のメンバーに誘われ、新空気楽隊に加入し、ギターを担当する。1987年、広州太平洋影映公司芸術団に入団する。

　1988年夏、芸術団と共に北京へ行き、“第二届百名歌星演唱会”のレコーディングに参加した。この時、中国の流行音楽界を担う人物達と知り合いになり、ギター以外に音楽プロデューサーとしての考えが生まれ始める。同年、広州に撈仔録音室を設立し、音楽プロデュースやアレンジャーとしての活動をスタートさせた。

　1990年、ギターアルバム『想念［ｲ尓]』をレコーディングした。のち新空気楽隊はト通100楽隊となる。

　数多くの歌手のレコーディングやライブに参加、豊富な経験や卓越したギターテクニックから、「北に老五あり、南に撈仔あり」と中国一のギターリスト老五（劉義君）と比べられるくらいの存在となった。多くの南方ポップスのアルバムレコーディングに参加、彼が関わっていない歌手のアルバムを探すのが困難なほどである。広州一のロックアーティスト・張萌萌と協力し、バンド活動をおこなった時期もある。

『撈仔吉它教学』より

　広州に撈仔音楽工作室を設立し、所属アーティストをプロデュースするようになったため、ライブで演奏することは少なくなった。

　1999年には、VCD入りギター教本を発売した。

　南方ポップスの栄枯盛衰の鍵を握る人物は彼に違いない。

　2001年12月からは北京でプロデュース活動を行っている。

　2005年、映画『可可西里』の音楽を手がけ、“2005年金鶏奨”最優秀映画音楽の部にノミネートされた。

　2008年、映画『集結号』の音楽を手がけた。