ウイグル族のミュージシャン。アルバムによって、漢字のクレジットが多少異なる。1963年11月17日、新疆ウイグル自治区哈密市で生まれる。小学校低学年の頃、新疆民族楽器を習う。中学校の頃からクラシックギターを習い始める。高等学校卒業後、本格的に音楽活動を始め、烏魯木斉で新疆歌劇団に所属しながら、夜は艾斯ka爾らとバーなどで演奏する。

　1991年、艾斯ka爾とともに上京して灰狼楽隊を結成、ベースを担当する。1995年、烏魯木斉で塔克拉瑪干楽隊を結成する。以後、北京と烏魯木斉を往復しながら音楽活動に携わる。1996年前後、阿布杜拉のVCD『阿布杜拉演唱会』の製作に加わる。

　1996年年初より、新疆や中央アジア ・ウズベキスタン等の民族音楽と、西洋のラテンやフラメンコ、ジプシーの音楽をミッ クスさせた独特のスタイルの曲を作り始め、謝爾阿里らと演奏を始める。 同年末、塔克拉瑪干楽隊は解散した。

　1997年、北京で阿凡提楽隊を結成し、リーダーとしてベースを務める。1998年、1stアルバム『琴努里』が発売となる。

（写真：艾爾肯的BLOG）

　2000年初、樓蘭2000楽隊を結成した。

　2001年、王勇が結成したWANGYONGGROUPに参加した。同年12月13日には来日し、横浜のLazy Bonesでライブを行った。日本滞在中に、コンピューターミュージックを勉強した。

　2005年、黒雪蓮楽隊を結成した。同年、艾爾肯楽隊に加入した。

　2006年1月10日、新豪運酒[ﾛ巴]で行われた歓慶“古爾邦節（コルバン節）”新疆楽隊首次大聚会に、艾尼瓦爾與部落楽隊として参加した。（参考：エニワル・ユヌスのサイト）

2000年10月の灰狼楽隊でのライブより
（写真提供：谷川みどりさん）